わたしは恋愛小説なるものが、読めないのですが
彼女の小説は文体がとても美しく艶やかで、文字がするすると
読み手の身体や脳内に入り込んでくるのです。
『きらきらひかる』は代表的な作品ですが
私のおすすめは『神様のボート』です。
艶やかな描写で胸にストンとおちる物語
草子と葉子の静かな旅。是非読んでみてください。
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。
"私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子"。必ず戻るといって消えたパパを待って
ママとあたしは引越しを繰り返す。"私はあのひとのいない場所にはなじむわけにはいかないの"
"神様のボートに乗ってしまったから"恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、
その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。
私が初めて自分のお金で買った小説が彼の『MOMENT』でした。
思い出もまじって大好きな小説です。『at Home』は著書名の通りある家族の
おはなしです。血のつながりだけが家族なのだろうか。血のつながりを超えた
家族の優しい物語です。ほっこりしてみてください。
そこはその人がほんとうに帰るべき場所なのだろうか?
父さん、母さん、妹、弟と自分の4人家族。それぞれが抱える"家族"
家族のありかた、人の優しさや愛情、涙や冷酷さ、波乱の詰まったエンタテインメント小説。
伊坂幸太郎の小説『魔王』から50年後の世界で繰り広げられるストーリー。
彼の小説らしく、展開されていく物語から目が離せない。
いつも思うのだけれど、この人の小説のジャンルって何だろう...笑
個性的なキャラクターが多い彼の小説だが、今回も曲者揃い!
引用してくる著書や著名人の言葉も、毎回興味深い。今回には、本人も
キーパーソンとして登場する。そこも注目して欲しいです。是非『魔王』から
お読みください!
検索、から監視がはじまる。
岡本猛はいきなり現れ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
『魔王』の世界から50年後の世界。壮大な前振りからの超大作。
亡くなった父が残したもの…喫茶店、星型の天窓、絆、
そして、奇跡。三男三女母ひとり。ささやかな一家が出会う、
ひと夏の奇跡の物語。家族が"家族を卒業する"とき、父の残した奇跡が降り注ぐ…。
現役の大学生が書き下ろす、心温まる物語です。
とかですかね!宮沢賢治は王道ですよね。辻村深月さんの作品も、
ミステリアスで、斬新で好きです。『アントキノイノチ』は映画化されましたよね。
映画は観てないですけど、原作は楽しく読めました。主人公の成長がみどころですかね。
人の強さと弱さが混在していてとてもリアリティのある小説だと思いましたよ。
正直、本は全部読んで欲しい...。おすすめとか関係なく。
たくさんの作品を読んで、豊かな感性を..!!とまでは言わないから
ほっこりしたり、あぁなるほど、ってなったり、え?終わり?とか思ったり
その人、それぞれの自分を本を通して感じてみて欲しいです。ちなみに
漫画も好きですよ(бvб)